濃さはプライド、世界一の抹茶ジェラート

衝撃!世界一濃厚な抹茶アイスが食べられる浅草の「ななや」


浅草には、世界一濃いといわれる抹茶ジェラートがあるんです。はたして、どんな味わいなのか、その全貌を紹介します。

明治天皇〜オバマ大統領も、みんな大好き抹茶アイス

明治天皇〜オバマ大統領も、みんな大好き抹茶アイス


抹茶アイスは、特にシニア世代になると「好きなアイスの種類」で第2位、全世代でもバニラ、チョコに次いで《第3位》に入っています(参照:アイスクリーム白書2015/一般社団法人日本アイスクリーム協会)。バニラ、チョコしか売ってない場合もあるので、これはもう事実上の定番ですね。

さて、抹茶アイスのはじまりは意外に古く、明治初期にはもう記録があって、当時の天皇陛下も召し上がったとか。歴史だけじゃなく格式まで備えていたとは! さらに、あのオバマ大統領だってスピーチで「幼少時代に日本で知った思い出の味」と話しています。

ちなみに現在ではアメリカを始め、各国で「Green tea Ice Cream」として広まっており、ミシュランガイドの総責任者も、抹茶味のアイスを食べたとコメントしています。

抹茶アイスのために集まったレジェンドたち

抹茶アイスのために集まったレジェンドたち


歴史と格式を兼ね備え、今も大人気! まさにアイス界の伝統芸能ともいえる抹茶一派ですが、前から思っていたのは、けっこう味に差があること。さわやかな香りと奥から伝わってくる苦味、舌に後まで残る旨味がウリのはずなのに、「えっ、これって抹茶? と言いたくなるようなものもありますよねえ。その原因はおそらく茶葉の質と量だと前から思ってはいたのですが。

食べてみて、ハズレが少ないと思うのは、やっぱりお茶屋さんが作ったもの。今回調べて納得したのは、抹茶アイスはアイスメーカーではなく、そもそもお茶屋さんが開発してきたということ。クーラーがなかった時代は、夏になるとお茶の売り上げがガクンと落ちたようで、その対抗策としてお茶屋さんたちが試行錯誤を重ねてきたことが、現在、ここまで普及するようになったのです。

そして最近、よく聞くのが、「浅草にとんでもない抹茶ジェラートが売られている》ということ。そのキャッチフレーズは「世界で一番濃い! 」、振り切ってますね。

でも、大げさじゃなかったんです。販売しているのは、嘉永元年(1848年)創業の「諸国銘茶問屋壽々喜園(すずきえん)×抹茶スイーツファクトリーななや」という茶葉とスイーツを知り尽くした同士、さらに「ななや」の本体は、日本有数の生産量と品質を誇る静岡の丸七製茶というレジェンドたちの集まりなのでした。

いくらアイス界の伝統芸能といっても、抹茶ジェラートですよ? チカラ入れすぎ・・・なんじゃないでしょうか。

プライドと努力の結晶、これはもう食べる作品

プライドと努力の結晶、これはもう食べる作品


場所は浅草の言問通り沿い、浅草寺病院の向かい側です。浅草駅からは浅草寺を通りぬけて行けば、言問通りにでます。 3階建てのこじんまりしたビルで、紺色の大きな暖簾がかかっています。

最初にお伝えしておきますが、かなり混んでます! オープンしたのは今年(2016年)の1月、まだまだ冷める気配はありません。でもジェラートを買うだけなら、列はサクサク進みますからご安心を。

さて、レジェンドたちが作った抹茶ジェラートはその濃さによって、もっともライトなNo.1からもっともヘビーなNo.7まであります。No.1(シングルカップ370円(税込、以下同様))でも一般のリッチタイプくらいしっかりした味と香り、(これが抹茶アイスだよお)と心の中で頷く感じですね。値段はNo.1〜No.6まで同じです。

さていよいよNo.7です。正式名称は「抹茶プレミアムNo.7 シングル・カップ(560円(税込))、プレミアムが付きました。なんでですかねえ? では実食、うっ、すごい! 濃厚というよりも、凝縮されていると言った方が合ってるような・・・。抹茶のエッセンスがギュ〜ッとアイスクリームに閉じ込められていて、口にするとそれが一気に解放されていくみたいです。なんか、すごいものを食べしまったことだけはよくわかります。

ななやさんによると、一般の抹茶でジェラートにした場合はNo.5が限界点で、それ以上はもう苦くて食べられないのだとか。このNo.7は静岡県藤枝市の山間地で土壌づくりから行い、理想的な状態を維持している抹茶100%でしか作れないそうです。 話題性だけではなく、ここまで濃くすることができる原料と技術を示した作品なんですねえ。

少しでも手を抜くと、商品にならないNo.7は気を抜けませんが、その分「日本一有名な宇治の抹茶と比べてみてください! と言い切れる、自信にもなっているようです。

「世界一濃い抹茶ジェラート」とか聞いて、怖いもの見たさ、興味本位で行ってみた部分もあるのですが、お茶業界のレジェンドたちがプライドと努力を結集した数々は、まさに世界一かもしれません。あなたもこの作品をぜひ体験してみては? それにしても混んでるなあ。

「壽々喜園×ななや コラボショップ」
住所:東京都台東区浅草3-4-3 壽々喜園
営業時間:10:00~17:00(売り切れの場合あり)
電話:03-3873-0311
定休日:毎月第三水曜日
備考:店内には立食スペースが。ドライアイス等保冷剤の用意はないので、あらかじめご了承くださいとのこと。

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