グルメニュース

グルメ情報

おむすびでテイスティング!? 好みの塩が見つかる塩専門店

おむすびでテイスティング!? 好みの塩が見つかる塩専門店

誰もが毎日欠かさず摂取する「塩」。体を潤してくれる塩は、人間にとって必要不可欠な存在です。今回は、戸越銀座商店街にある塩専門店「solco」の代表であり、ソルトコーディネーターとしても活躍されている田中園子さんにお話を伺いました。

塩の魅力を教えてくれるソルトショップ「solco」

塩の魅力を教えてくれるソルトショップ「solco」

海塩・岩塩・湖塩など、国内外で多くの種類が生産されている「塩」。日本国内だけでも4,000種類ほどが出回っており、その産地や作り手の思い、製造方法、結晶、色、大きさ、成分、匂いなど、塩それぞれにストーリーがあります。

見て、触って、香りを楽しんで、食べる————。

「甘い」「しょっぱい」といった自身の感覚や、合わさる食材で新たな発見ができるほか、塩の形や大きさによって口の中で鳴り響く音も変わってきます。塩は五感を駆使することができる食材なのです。

「solco」では、そんな塩の個性や魅力を教えてくれます。お店では常時約40種類以上の銘柄を取り揃えており、テイスティングをしながら自分好みの塩を見つけることができます。“一期一会のように塩との出会いを楽しむ”、まさにそんな言葉がぴったりなお店かもしれません。

石巻で出会った『伊達の旨塩』

石巻で出会った『伊達の旨塩』

オーナーの田中さんは、もともと製薬会社で新薬の開発をされていました。ただ、食べることも好きだったので、いずれは食に関わる仕事をしたいと思っていたそう。きっかけとなったのは2013年の夏、宮城県の石巻を訪れたとき。体が唸るほどおいしい塩との出会いがあり、東京でお店をはじめようと思ったのだとか。

————石巻の塩との出会いからお店誕生までのストーリーを教えてください。

田中さん:もともと調味料が好きで、塩も醤油も味噌もたくさん持っていました。石巻の『伊達の旨塩』に出会ってから家に帰り、思い立って持っている塩を引っ張り出してみると、20種類以上もあったんです。よく見ると色も形も香りも全然違うなと。それぞれに個性があることに気付き、そこから塩にはまっていきました。

私は理系だったので、まず成分をエクセルに書き出してみたんです。自分なりにいろいろ分析し始めたらもっと深く学びたいという気持ちになり、勉強してソルトコーディネーターの資格を取りました。

戸越銀座に決めた理由は、自宅が近くの戸越銀座商店街が大好きだったから。そして2014年12月にはお店をオープンしていました。

「これだ!」と思う塩が、自分に合う塩

「これだ!」と思う塩が、自分に合う塩

店内はまるで外国のカフェのよう。インテリアはロンドンの街にあるお店を彷彿とさせる装いなのですが、それもそのはず。田中さんは食の仕事に従事するため、ロンドンへ留学していたこともあるそうです。お店作りは内装や家具にもこだわり、塩の魅力が最大限に引き出せるようなデザインを意識したのだとか。

また、塩を包みこむパッケージへのこだわりも。塩の個性を引き立たせるため、すべて同じデザインのボトルを使用。こだわりぬいた末に選んだのは、研究者が実験で使う培養試験管になりました。

『塩結び(縁結び)』でテイスティング!

お店では、その場で購入可能な塩のテイスティングサービスを行なっています。デリメニューとして白米と玄米の「塩結び(えんむすび)」(93円税抜)を販売しているので、好きな塩を選びおむすびにかけて試食をすることができます。週末はお店の中に行列ができることもあるそうですよ。

今回は、実際にお店でテイスティングをさせていただきました。

まず、思わず手に取った「ウユニ塩湖の塩」。こちらは、ボリビアにある人気の世界遺産の地で取れる塩で、ゆるやかなしょっぱさが感じられました。普段食べるおむすびが口の中で華やかになり、深みのある味わいになります。

次に試したのが「酒田の塩 赤ワイン塩」。少し甘みのあるみずみずしい塩という印象でした。庄内一おいしいといわれている、山形県の霊峰鳥海山の伏流水を使って作られており、赤ワインに合う料理にかけると味が一層引き立つそうです。

「うるわしの花塩」は、沖縄の「ちゃたんの塩」に与那国島産サンゴから取れたカルシウムを含んだサラサラな塩です。こちらは、おむすびを引き立てるさりげない塩気の中に少し甘さが感じられました。豆腐などの豆類にも合うそうです。

そして最後に気になって試したのが「雲仙の温泉塩」。こちらは長崎県雲仙にある小浜温泉の温泉水を利用して作られた温泉塩です。おむすびにかけると塩の味わいがガツンと口の中に広がり、普段のおむすびとは別物の味わいがしました。個性の強い塩で、揚げ物や脂身たっぷりのお肉に合わせるとおいしいそうです。

ほかにも、お店立ち上げのきっかけとなった「伊達の旨塩」や、ピラミッド型の「バリ島天日塩 大粒」、温野菜やお肉に合うオーストラリア産の「グルメソルトフレーク」など常時40種類以上の塩を取りそろえています。

自分好みの塩の見つけ方

自分好みの塩の見つけ方

————自分好みの塩はどのように見つけたらいいですか? おすすめはありますか?

田中さん:すべておすすめです(笑)。お客様からもよく聞かれるんですが、その際は和食が好きとか、お酒は飲むかなどライフスタイルや好みを聞いて、その方に合いそうなものを何点か提案しますね。

一般的に、お肉は岩塩、魚は海のお塩が合わせやすいといわれることもありますが、そんなことは気にせず、真っ白なおむすびに見た目や香りなど直感でいいなと思った塩をどんどん振って、テイスティングしてみてください。そうすれば、自分の好きなお塩が見つかるはず。「おいしい」と感じるのは、塩とその人が惹き合っている証拠なので、それこそが自分に合う塩なんです。

塩は、楽しんで生活に取り入れることが大事

塩は、楽しんで生活に取り入れることが大事

————塩を通じて、何を伝えていきたいですか?

田中さん:ミネラルの塊である塩は生きるために必要なもの。そもそも生命は海から誕生したので、塩はどんどん摂取した方がいいと私は考えています。実際、私は風邪をひいたときや不調なときなどは、普段以上に多く塩を摂るようにしています。

ただし、人それぞれ摂取すべき塩の量は異なるので、自分の舌をバロメーターに自身の身体と向き合ってほしいですね。それは自分の健康と向き合うことでもあるので、健康であれば内面も生き生きして、さらには人に優しく大らかになれますし。いいことづくしです!

なので、食卓に何種類かの塩を揃えて「今日はこの料理にこの塩を合わせてみて、明日はこの料理にこの塩を合わせよう」といった感じで、毎日違う味をワクワク楽しみながら使っていただけたらうれしいです。舌が磨かれると、食に対する興味もおいしさの基準も自分の中で変わってくるはずです。おいしい塩に出会って、笑顔で優しく健康な自分を手に入れてください!

今回訪問した「solco」は、軽井沢マリオットホテルの料理長が購入したり、第一ホテル東京など名だたるホテルの総料理長が足を運ぶほど、そのセレクションに定評のあるお店。店内には国内外の個性あふれるお塩たちがずらりと揃っているので、ぜひ足を運んで自分好みの塩を見つけてみてください! お料理好きの友人や恋人へのギフトにもおすすめですよ。

solco
所在地:東京都品川区豊町1-3-13 モアビル1F
TEL:03-6426-8101
営業時間:11:00〜19:00
定休日:火曜日
URL: http://www.solco.co/
オンラインストア:https://solco.stores.jp/

facebook line twitter
初回31日間無料!おためしはこちら